最近の痛みに対する薬物治療について

2016.05.25

ロキソニンに代表される、炎症や発熱を引き起こす物質であるプロスタグランディンの生合成阻害薬は良く効く良いお薬で、喉の痛みや整形外科的な痛みにもよく処方します。しかし胃潰瘍や喘息を持っている患者さんに対する投薬には注意が必要であり、また腎機能の低下を来すこともあるので長期投与にも注意が必要です。

最近は痛みが神経を伝わって大脳へ伝えられる経路を遮断する作用や逆に大脳から痛みを抑制する経路を活性化する作用の両方を併せ持つ薬剤によって痛みをコントロールすることが可能になってきました。

つまり、急性疼痛にはロキソニンなどの非ステロイド抗炎症薬を使用し、慢性疼痛には上述の薬剤を使用することが可能になってきました。また、神経そのものが障害を受けて痛む神経障害性疼痛(いわゆる神経痛)専用の薬剤も開発されていますし、今まで述べてきました薬剤の併用も可能な場合もあります。

もちろん副作用もありますので、注意しながらの投薬になることには変わりありません。

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